1853年 ベルン(スイス)生 ―1918年 没12月2日
ホドラーはよく、象徴主義の画家として説明されるが、いかにも世紀末的な「病んだ」画風というのとは異なり、健全なユーモアを感じさせる。また、後年はアルプスの山々や湖を扱った風景画を数多く描いたので、スイスの国民的作家と呼ばれている。 【略歴】 1853年3月14日、スイスの首都ベルンで貧しい大工の息子として生まれる。 7歳のとき父が他界し、13歳のとき母が他界。また、5人の兄弟姉妹も病気で早逝した。 1869年、トゥーンに出て風景画家ゾンマーの弟子になる。 1871年、ジュネーヴ美術学校に入学してバルテルミ・メン(1815-1893)に師事し、社会的なテーマで写実的な絵画を描く。 その後、生の不安や死をテーマとする作品を多く描き、同一モチーフのリズミカルな反復を特徴としたパラレリズム(=平行の原理)という装飾様式を築き上げる。 1889年、パリの万国博覧会に出品し、ピュヴィス・ド・シャヴァンヌに称賛される。 1890年、代表作『夜』を描き、ジュネーヴにセンセーションを巻き起こす。 翌91年、パリに招待され、そこでも『夜』が高い評価を得る。 パリで知り合ったナビ派の人びとを通じて薔薇十字会に引き入れられ、ペラダンの神秘的な教説に影響される。 1893年〜94年、『選ばれし者』 1908年、『月下のメンヒとユングフラウ』 1918年5月19日、逝去。 参考文献: 『ユーゲントシュティール絵画史―ヨーロッパのアール・ヌーヴォー』 ハンス・H・ホーフシュテッター(著) 『新潮世界美術辞典』 『アングル』 ロバート・ローセンブラム (著) 中山公男(訳) 美術出版社 (1970/03)
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